MENU MENU

Column

ホーローのデメリット・メリットを知らないと後悔する?長く使うポイントと人気の製品まで解説

2024年3月2日

目次

▼ホーローって?素材の特徴
▼ホーロー製品を選ぶデメリット4つ
  ―価格が高め
  ―金属部分がサビやすい
  ―強い衝撃に弱い
  ―急な温度変化に弱い
▼ホーロー製品を選ぶメリット7つ
  ―お手入れしやすい
  ―色移りしにくい
  ―雑菌が繁殖しにくい
  ―耐熱性・耐水性が高い
  ―傷がつきにくい
  ―臭いがつきにくい
  ―電磁調理器(IH)に対応している
▼ホーロー製品を長く使うためのポイント3つ
  ―炒め物より煮込み料理に活用する
  ―やわらかいスポンジで洗う
  ―長年の汚れは重曹で落とす
▼よく選ばれているホーロー製品の特徴
▼MIMINOTEXでは「ホーローマグカップ」に文字・イラストが印刷できる!
▼まとめ

 

ホーローとは、鉄やアルミニウムなどの金属の表面に、ガラスを焼き付けてコーティングしたものです。キッチン用品から浴槽、洗面台まで、幅広い用途に使われる人気の素材です。

 

今回は、ホーローのメリット・デメリットから長持ちさせるポイント、よく選ばれる製品について解説します。ホーロー製品の劣化を早める使い方を避け、長持ちさせられるよう、参考にしてください。

 

ホーローって?素材の特徴

ホーローは金属とガラスを組み合わせた素材です。鉄やアルミニウムなどの金属の表面に、ガラスを焼き付けてコーティングしたものです。キッチンや浴槽から、鍋やケトルまで幅広いものに使われています。

 

光沢感のある美しい見た目や、長期保存や保温性・冷却性に人気があります。一方で、価格が高い傾向があり、急な衝撃に弱いという注意点もあります。

 

どのような使い方であれば、ホーロー製品をうまく活用できるのでしょうか。以下では、4つのデメリットと7つのメリットを挙げて詳しく解説します。

 

ホーロー製品を選ぶデメリット4つ

ホーロー製品は、他の素材と比べると、価格の高さ、金属部分のサビやすさ、強い衝撃への弱さ、急な温度変化に対する弱さなどが挙げられます。これらに適切な対応をすることで、ホーロー製品を長く愛用できるでしょう。

 

以下では、それぞれのデメリットについて詳しく解説します。

 

  • 価格が高め
  • 金属部分がサビやすい
  • 強い衝撃に弱い(ぶつける・落とす)
  • 急な温度変化に弱い

 

価格が高め

ホーロー製品は、原材料に金属やガラス成分を使っており、また製造過程が複雑であることから、他の素材に比べて価格が高めに設定されています。

 

しかしその分、匂い・色移りを防ぎ、耐久性も高く長持ちしやすいため、長期的に考えればコストパフォーマンスは高いでしょう。

 

価格が気になる場合はセール時期を狙う、少し小さめのサイズを選ぶなどの対策が有効です。

 

金属部分がサビやすい

ホーロー製品の金属部分は、時間の経過とともにサビる可能性があります。

 

そもそも金属がサビるのは、酸素や水に触れて反応し、「酸化」するためです。新品のホーローはガラスでコーティングされているので、酸素や水に触れる心配はありませんが、使い続けているとガラスが剥げたところから酸化が始まります。

 

対策としては、丁寧に扱ってガラスにヒビや割れが起こらないよう注意したり、また、ガラスが剥げたとしてもサビを防ぐ専用の保護剤を使用することも効果的でしょう。

 

強い衝撃に弱い

ホーロー製品の内部は金属が使われているので衝撃に強いですが、表面はガラスが被せられているため、強い衝撃に弱く、ぶつけたり落としたりすると破損する恐れがあります。

 

例えば、料理を入れたホーロー鍋をテーブルにどんっと置いたり、引越し中、段ボールに入れたホーロー製品を壁にぶつけたりといったシーンを考えられます。

 

対策としては、日常的に丁寧に扱うことが大切です。また、収納時にはほかの硬い物との接触を避ける、やわらかい布で包むなどの工夫も有効です。

 

急な温度変化に弱い

ホーローは急激な温度変化に弱く、特に熱い状態から急に冷やすと、ガラス層に亀裂が入る可能性があります。

 

火にかけて高音になっているホーロー製品をそのまま水で洗うと、じゅっと音が鳴ることはありませんか。実は、この時、ホーローのガラスには負担がかかっていますのでヒビが入ることもあるでしょう。

 

対策としては、自然に冷めるまで待つことが大切です。調理で熱した場合は、食事を終えてから洗うといいでしょう。

 

ホーロー製品を選ぶメリット7つ

ここまでデメリットに触れましたが、それでもホーロー製品が人気を集めるのには理由があります。

ホーロー製品はお手入れがしやすく、雑菌が繁殖しにくく、耐熱性・耐水性が高いといったメリットがあるためです。

 

ここからはホーロー製品を選ぶ7つのメリットについて、それぞれ解説します。

 

  • お手入れしやすい
  • 色移りしにくい(保存容器にも)
  • 雑菌が繁殖しにくい
  • 耐熱性・耐水性が高い
  • 傷がつきにくい
  • 臭いがつきにくい
  • 電磁調理器(IH)に対応している

 

お手入れしやすい

ホーロー製品の大きなメリットの一つは、そのお手入れのしやすさです。

 

ホーローは汚れがつきにくく、またついた汚れも簡単に落とすことができます。ガラス層は汚れや油を吸収しにくい性質を持っているためです。

 

お手入れが簡単なので、時間を節約できるだけでなく、清潔な状態を保ちやすいというメリットがあります。

 

色移りしにくい

ホーロー製品は色移りしにくい性質を持っています。同じく、ガラス層が色素を吸収しにくいためです。

 

コーヒーの茶渋やカレー、トマトパスタなど色の濃い食材を調理しても容器が汚れる心配はありません。また、長期保存も可能で、漬物やぬか漬けにも適しています。

 

雑菌が繁殖しにくい

ホーローの表面は非常に滑らかで、雑菌やカビが繁殖しにくい環境を作り出します。この特性は、食品の保存時の衛生面で大きなメリットとなります。また、この特性により、キッチン周りでの清潔さの維持にも一役買っています。

 

耐熱性・耐水性が高い

ホーロー製品は高い耐熱性と耐水性を持っています。熱湯を使用したり、オーブンでの調理にも安心して使用することができます。

 

また、耐水性という点では、酸やアルカリに強いです。水洗いで使う洗剤には酸やアルカリが含まれ、通常の食器なら腐食される恐れがありますが、ホーローには効きません。そのため、水回りで使っても劣化しにくく、見た目の美しさを保てます。

 

傷がつきにくい

ホーローのガラス層は衝撃に弱いと触れましたが、傷がつきにくいメリットがあります。例えば、ペットの引っ掻き傷やナイフやフォークとの接触に対応できます。

 

長く使っても傷が目立たず、清潔感を保てるのは魅力的です。

 

臭いがつきにくい

ホーロー製品は臭いが付きにくいという特性も持っています。これは、ガラス質が中性かつ不活化性であるため、食品と反応せず、匂いを吸収しにくいためです。

 

カレーやキムチ、マリネといった強い臭いがある食品でも保存でき、またフタをして密閉性があれば、風味を損なわずに保存することが可能です。

 

電磁調理器(IH)に対応している

一般的なホーロー製品は、電磁調理器(IH)に対応しています。

 

ガスコンロやオーブンだけでなく、IHでも調理できるので、引越しなどでキッチンが変わったとしても、調理を続けることが可能です。

 

ホーロー製品を長く使うためのポイント3つ

ホーロー製品をできるだけ長く使うためには、いくつかのポイントを押さえることが大切です。ホーローは美しく機能性の高い素材ですが、適切な使い方をしなければ劣化や損傷の原因になるかもしれません。

 

以下では、ホーロー製品を長く使うポイントをそれぞれ解説します。

 

  • 炒め物より煮込み料理に活用する
  • やわらかいスポンジで洗う
  • 長年の汚れは重曹で落とす

 

炒め物より煮込み料理に活用する

ホーロー製品は炒め物にはあまり適していません。鍋底に食材が接する部分とそうではない部分で、温度差が生まれ、その温度差がホーローのコーティングを傷つける原因となるためです。

 

その代わり、煮込み料理や揚げものなど鍋全体を温める調理法は、ホーローの特性を活かすのに最適です。カレーやシチューなど具材を炒めてから煮込む料理を作るときには、ホーロー製品以外で炒めてから移すといいでしょう。

 

また、どうしてもホーロー鍋で炒めなければならない場合は、油を全体に行き渡らせ、中火までの火加減で炒めると影響を抑えることが可能です。

 

やわらかいスポンジで洗う

ホーロー製品の洗浄には、やわらかいスポンジの使用がおすすめです。硬いたわしや金属製のスクラブを使用すると、ホーローの表面に傷がつく可能性があり、それが素材の損傷やサビの原因になります。

 

やわらかいスポンジで食器用洗剤を使って汚れを落とし、水分を拭いて乾燥させると、ホーローの表面を優しく保護できます。また、馬毛100%のキッチンブラシも手を汚さずに優しくホーローを洗えます。

 

長年の汚れは重曹で落とす

長く使っていると避けられないのが、頑固な汚れの蓄積です。ホーロー製品の汚れは、重曹を使って落とすことが効果的です。重曹は自然で優しい洗浄剤であり、ホーローに優しく作用します。

 

もし、長く使い続ける中で油汚れや焦げが残った場合は、重曹と水を入れて沸騰させ、火をとめて2時間ほど放置しましょう。それからスポンジと中性洗剤で汚れをしっかり落としましょう。

 

よく選ばれているホーロー製品の特徴

ホーロー製品は、キッチン用品以外にもお風呂や洗面台といった場所でも使われています。

以下では、各製品の特徴を箇条書きで紹介します。

製品の種類 特徴
ホーロー鍋 シンプルでおしゃれなデザインが多い

熱伝導が良く、均一な加熱が可能

さまざまな料理に使える汎用性

ホーローケトル・やかん 耐熱性に優れ、長時間の保温にも

デザイン性が高く、インテリアとしても美しい

熱湯の使用に適している

ホーローマグカップ 保温性が高く、温かい飲み物が冷めにくい

臭い・色が移りにくく、幅広い飲み物に使える

デザイン性と実用性を兼ね備える

ホーロー浴槽 カビの発生を防げる

お手入れが簡単で衛生的

デザイン性が高く、バスルームを美しく演出

ホーロー洗面化粧台 湿気や水染みによる腐敗を防ぐ

長期間、清潔な状態を保ちやすい

衝撃に強く、傷みにくい

ホーローキッチン 耐水性、耐熱性に優れている

油汚れが付きにくく、お手入れが簡単

マグネットがくっつくので、壁面収納に

MIMINOTEXでは「ホーローマグカップ」にロゴが印刷できる!

ホーローマグカップは、ホーローマグカップは軽量でありながら、キズやへこみがつきにくく丈夫な点が特徴です。保温性も高くコーヒーや紅茶などの飲み物を長時間保温し、また、保冷性もあるため、冷たい飲み物を楽しむこともできます。

MIMINOTEXでは、このホーローマグカップに文字やロゴをプリントするサービスを提供しています。最小ロット1個から1,000個以上のオーダーにも対応しているので、お店のオリジナルグッズ、企業のPR活動、アーティストグッズ、記念品など、さまざまなシーンで活躍します。

MIMINOTEXのホーロー印刷は、耐久性・耐候性の高いインクを使用し、より鮮明でダイレクトに質感を表現。また、マグカップは10種類のカラーから、インクは21種類から選ぶことができます。特色や多色刷りのオーダーも可能です。

詳細はこちら:ホーロー印刷でオリジナルマグカップ製作

 

まとめ

今回は、ホーローのデメリットを理解しつつ、長期にわたって製品を使うためのポイントを紹介しました。価格がやや高く、衝撃や急な温度変化に弱い点に注意が必要ですが、適切なお手入れと使用方法で長く愛用することが可能です。

 

料理が好きな方、衛生的なキッチンを求める方、デザインにこだわる方にとって、ホーローは理想的な選択肢と言えるでしょう。

 

MIMINOTEXはホーローマグカップへの文字やロゴの印刷サービスを提供しています。10種類のマグカップカラー、21種類のインクから選べ、1個〜1,000個以上まで自由に数を指定できます。詳細や注文に関しては、MIMINOTEXにお問い合わせください。

お問い合わせ・お見積り