Column
2024年3月11日
目次
▼ウイスキーグラスの選び方のポイント
―種類で選ぶ
―デザインで選ぶ
―グラスの持ちやすさで選ぶ
▼【価格がお手頃】おすすめのウイスキーグラス5選
▼【プレゼントに】おすすめのウイスキーグラス3選
▼【高級】おしゃれなウイスキーグラスのおすすめ3選
▼おしゃれに楽しみたいならオリジナルのウイスキーグラスもおすすめ
▼まとめ
ウイスキーの美味しさはグラスによっても左右されます。しかし、ウイスキーグラスと一言でいっても、飲み方などによる種類があり、楽しみ方による向き・不向きもあります。
そこで今回はウイスキーグラスを探している方に向けて、種類やデザイン、持ちやすさから選び方のポイントを押さえたうえで、おすすめのウイスキーグラスを紹介します。
ウイスキーグラスの選び方のポイントとして、以下が挙げられます。
ウイスキーのグラスは用途や飲み方による種類に合わせて選ぶのが基本です。デザインの面では、クリスタルガラスを使ったタイプやカッティングが施されたタイプを選ぶと、ウイスキーが引き立てられます。リムの薄さ、リムやボトムの形状は口当たりや香りの広がり方に影響します。また、実用性を考慮し、持ちやすいものを選びましょう。
ウイスキーグラスには様々な種類があり、用途や好みの飲み方に合わせて選ぶのがポイントです。
ウイスキーグラスの種類 | 特徴 | |
ロックグラス | オン・ザ・ロックでウイスキーを味わうためのグラス。氷を入れやすいように飲み口が広いのが特徴。 | |
ショットグラス | ウイスキーやテキーラといった度数の高いお酒をストレートで楽しむためのグラス。一口程度で飲める量を入れるため、容量が少ないものが中心。容量30mlはシングルグラス、容量60mlはダブルグラスと呼ばれる。 | |
ストレートグラス | ウイスキーの味や香りを確かめるためのグラスで、テイスティングラスとも呼ばれる。容量が少なめで、ステム(脚)がついているのが特徴。 | |
タンブラーグラス | ウイスキーを水割りやハイボールとして飲むための背の高いグラス。チェイサーやビール用のグラスとしても利用可能。 |
オン・ザ・ロックでウイスキーを楽しむ場合はロックグラス、チェイサーとともにウイスキーをストレートで味わう場合はショットグラスが向いています。ウイスキーの味や香りを確かめる場合にはストレートグラスがおすすめです。また、ハイボールや水割りに向いているのはタンブラーグラスで、チェイサー用としても使えます。
ウイスキーは目でも楽しめるため、美しさを引き立てる多様なデザインのグラスがあります。特にクリスタルガラスを使ったグラスは透明度が高く、ウイスキーが輝いて見えます。ガラスのカッティングが施されたタイプは、光の反射が美しいのが特徴です。また、ウイスキーの香りや味わいを楽しむには、リムと呼ばれるグラスの縁が薄いものを選ぶのがポイントです。
ロックグラスは口径8cm程度のタイプを選ぶと、大きめの丸氷でも入れやすく、ほどよく氷で冷やしながらウイスキーを楽しめます。
ショットグラスで多いのはタンブラーを小さくした形状の平底型ですが、ウイスキーの香りを楽しみたい場合は飲み口がラッパ状のタイプがおすすめです。
ストレートグラスはボウルの形状によって、香りの広がり方に違いがあります。適度に膨らんでいるタイプは香りが広がるのを楽しめます。一方、口が狭いタイプは香りが長くとどまるため、ゆっくりと味わいたい場合に向いています。また、ストレートグラスにステムがあるのは、体温が伝わって温度が上昇するのを防ぐためです。
タンブラーグラスはガラス製以外にも、ステンレスやアルミ、銅など、多様な素材のデザインの商品が展開されていますが、ウイスキーや氷を視覚でも楽しむなら、ガラス製が向いています。
ウイスキーはデザイン性の高いものが多いですが、グラスの持ちやすさも重視したいポイントです。特に、手の小さい人や力の弱い人は落としてしまうリスクを避けるため、グラスの大きさや重さにこだわることが大切です。
グラスにはウイスキーや氷が入ることを踏まえて、無理なく片手でも持てて、手にフィットするものを選択します。ロックグラスの場合は、手が小さい人は飲み口に向かって広がるタイプ、手が大きい人は円柱型のタイプが向いています。ロックグラスは底が薄いと、手の温度がグラスに伝わって氷が溶けてしまいやすいため、底の厚みがあるものを選びましょう。
1,000円台から3,000円台までのお手頃な価格帯で、おすすめのウイスキーグラスを集めました。
【ブレンダーズモルトグラス(グレンケアン)】
ストレートグラスを手掛けるスコットランドのグレンケアン社のグラス。蒸留所でウイスキーづくりに関わるブレンダーやマネージャーなどの意見をもとに、味や香り、そして色合いを楽しむためのグラスとしてつくられました。1,000円台で購入できることから、低価格で品質が優れていることも魅力です。
【黒紫泡グラス(くば笠屋)】
シックで大人の雰囲気のあるショットグラス。ハンドメイドのため、気泡の入り方には一つひとつ個性があります。また、照明を消して暗くすると、グラスが光り輝くという仕掛けも。グラスの表面に施されたホタル石には、太陽光や蛍光灯の紫外線を蓄光する性質があり、吸収していた光を放出するという仕組みです。複数個を揃えて、ホームパーティーで使うのもおすすめです。
【氷華 金彩ロックグラス 夕(石塚硝子)】
色ガラスなどを用いるハンドメイドガラスブランド「津軽びいどろ」で、氷華は手にフィットするサイズ感にこだわったロックグラスのシリーズ。夕焼けを表現したオレンジと口元にあしらわれた金箔が華やかな印象で、高級感が感じられます。デザートグラスとしても活用できるなど使い勝手がよく、眺めても楽しめるグラスです。
【ショットグラス T-16108-C708(東洋佐々木ガラス)】
1,000円台のお手頃な価格帯でありながら、カッティングが美しく、クリアなガラスがウイスキーを引き立てるショットグラス。ウイスキーをゆったりと目でも楽しみたい方におすすめです。コールドカットによるやさしい口当たりも特徴。また、食洗機が使えるという便利さもあります。
【薄づくり ウイスキーグラス(東洋佐々木ガラス)】
シンプルでモダンな飽きのこないデザインのロックグラス。コールドカットによって口あたりがよく、手に馴染みやすいデザインです。口が開いた形状のため氷を入れやすく、底が厚く安定感があることも特徴。こちらのグラスも食洗機対応で、普段使いにも向いています。
デザイン性はもちろん、品質の面からもプレゼントとしておすすめの老舗メーカーのグラスを紹介します。
【リーデル・ロードン(RIEDEL)】
リーデルはオーストリアの老舗ワイングラスメーカー。上質なクリスタルガラスにカッティングが施され、宝石のような美しさと重厚感が感じられるロックグラスです。写真の「アンバー」のほか、「ゴールド」「シルバー」「ライトグリーン」「ライトブルー」「ターコイズ」「ローズ」「バイオレット」など多彩なカラーバリエーションがあり、贈る方に合わせて選べます。
【クランプル オールド フロスト(木村硝子店)】
創業以来、100年以上にわたってガラス職人や工場との提携により、様々なグラスを提供してきた木村硝子店のハンドメイドのロックグラス。「クランプル オールド フロスト」は工芸工業デザイナーの小松誠さんデザインによる「クランプルオールド」にフロスト加工を施したバージョン。飾って楽しむこともできる独創的なデザインのグラスですが、手に馴染むように考えられた形状でもあります。
【ルテシア タンブラー(Baccarat)】
Baccarat(バカラ)は1764年にフランスで創業し、技術革新と職人技により、老舗クリスタルガラスブランドとしての地位を確立しています。「ルテシア タンブラー」はセーヌ河の水面やパリの祝祭、光などをイメージし、花火のようなデザインの華やかで美しいカッティングが施されています。グラスの底に「2024年」の年号が刻印されたイヤーグラスで、特に記念品としてのギフトにおすすめです。
大切に使っていきたい高級でおしゃれなウイスキーグラスの中からおすすめの3点を紹介します。
【ハーモニー タンブラー(Baccarat)】
1975年に発売されたバカラのロングセラー商品。円筒形でピンストライプのような端正なカッティングが美しく、飽きのこないデザインです。ハーモニーコレクションにはロックグラスに向いたサイズやハイボールに向いたサイズなどの多彩なサイズ展開のタンブラーやアイスペール、デカンタがあり、買い揃えていく楽しみ方もできます。
【江戸硝子 富士山 ロックグラス 木箱入 (菊繋ぎ 颯) (田島硝子)】
田島硝子は江戸時代に生まれた江戸硝子の技法を承継しているガラス食器メーカーで、手づくりによる味わい深いグラスを作っています。底に砂彫で富士山が施された「富士山グラス」シリーズの商品で、菊繋ぎという縦と横、斜めの直線を組み合わせた文様がカッティングがされています。自分専用のお気に入りのグラスを探している方におすすめです。
【ロックグラス 校倉(カガミクリスタル)】
カガミクリスタルは日本が誇る皇室御用達のクリスタルガラスブランド。日本古来の建築様式である校倉をイメージしたデザインで、カッティングが施された後、一部をすりガラス状に加工しているのが特徴です。やや個性的でありながらも、飽きのこないデザインです。
ここまでウイスキーグラスをご紹介してきましたが、おしゃれなウイスキーグラスで楽しむなら、オリジナルグラスの制作もおすすめです。ミミノテックスでは、ウイスキーグラスにオリジナルのデザインを印刷することができます。
ミミノテックスでは、一般的な名入れ用のグラスにオリジナルのイラストや文字、ロゴをプリントするだけではなく、持ち込み印刷にも対応。高級ブランドのウイスキーグラスへの印刷もできます。グラスへの印刷は、曲面に歪まないようにデザインを反映する難しさがありますが、長年にわたって工業印刷で培ったノウハウや技術力により、幅広いご要望にお応えできます。
詳細はこちら:オリジナルロゴをプリントした名入れグラスを製作
ウイスキーグラスは飲み方によって向いている種類が異なるため、ウイスキーの楽しみ方を考慮して選ぶのがポイントです。また、飲みやすさや持ちやすさも重視したい点です。お気に入りウイスキーグラスを手に入れて、グラスに入ったウイスキーを眺めて楽しむひとときを過ごしませんか。