Column
2024年4月12日
目次
▼ビールグラスの選び方のポイント
―素材で選ぶ
―形状で選ぶ
▼【まずは押さえておきたい】おすすめのビールグラス3選
▼【男性へのプレゼントに】おすすめのビールグラス3選
▼【女性へのプレゼントに】おすすめのビールグラス3選
▼【高級】おしゃれなビールグラスのおすすめ3選
▼おしゃれに楽しみたいならオリジナルのビールグラスもおすすめ
▼まとめ
本文
ビールグラスには多様な素材や形状があり、ビールを注いだときの泡の立ち方や持続性、香りや味わいの感じ方には違いがあります。また、ビールの種類によって合うビールグラスは異なります。
自分用のビールグラスやプレゼントするビールグラスを探している方に向けて、ビールグラスの選び方やおすすめの商品を紹介していきます。
ビールグラスの選び方には、素材と形状の面からの選び方のポイントがあります。
ビールグラスはガラス以外にも多様な素材の商品があり、素材によって味わいが変わります。また、形状は香りや味わい、泡などに影響するため、好みや好きなビールの種類に合わせて選ぶのがポイントです。
ビールグラスは、ガラス製や陶器製、スタンレス製などの金属製など、多様な素材でつくられています。素材による特徴の違いを理解して、好みの味わいに合ったものを選ぶのがポイントです。
素材 | 特徴 |
ガラス製 | ビールグラスで最も一般的な素材。透明なガラスは黄金色のビールや白い泡が見えるのが特徴。泡の量を確認しながら注ぎやすいという利点がある。飲み口が薄いものは口当たりがよい。 |
陶器製 | 表面の細かい凹凸により、ビールを注ぐときめ細やかでなめらかな泡が生まれ、長時間キープされやすい。 |
ステンレス製 | 保冷性に優れ、グラスの外側に水滴がつきにくい。強度が高い。 |
ビールを目でも楽しみたい方や口当たりのよいグラスを探している方、あるいは泡の量を調整しながら注ぎたいという場合にはガラス製が向いています。陶器製は滑かなでクリーミーな泡を楽しみたい方に向いた素材です。
ステンレス製は保冷性が高いため、ビールをキンキンに冷えた状態で飲み続けたい方に向いています。強度が高いことからも、アウトドアにも向いた素材です。
ビールグラスには様々な形状があり、形状によって味わいや香り、泡などが変わるため、日頃よく飲むビールに合わせて選ぶことがポイントになります。
ビールグラスの形状 | 特徴 | 相性の良いビール | |
ジョッキ(ラガー) | 厚手のガラスが用いられ、持ち手がついているため、安定感がある。 | ラガーなど喉ごしを楽しむビール | |
タンブラー | 円筒型の形状。サワーやハイボール、ソフトドリンクにも使えるなど、汎用性が高い。 | 幅広いタイプのビール | |
ピルスナー | 背が高く、細長い形状で飲み口にいくほど広がっている。香りが長持ちしやすく、きめ細かな泡ができやすい。 | 爽やかな苦みのあるピルスナー | |
ヴァイツェン | 背が高く、根元が少しくびれた形状で、泡持ちがよいのが特徴。 | フルーティで泡立ちを楽しみたいヴァイツェン | |
チューリップ | 口元がつぼまったチューリップのような形状で、香りや風味を逃しにくい。脚があるため、手の温度が伝わりにくいのも特徴。 | 華やかな香りのエールビール | |
パイント | 1パイントの容量が入る。飲み口が広く、底にかけて狭くなる形状で、厚手で丈夫。オーソドックスな形状のタイプは、コロニカルグラスともいう。 | 幅広いクラフトビール
特にホップとモルトが感じられるエールビールやスタウト |
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スタウト | 上半分ほどが卵型に膨らんでいるのが特徴で、香りや苦みを楽しめる。 | スタウトなど濃厚な味わいのビール | |
フルート | 細長い形状で脚があるのが特徴。美しい気泡と香りを長く楽しめる。 | フレーバーを楽しむフルーツビール | |
オールマイティ | 上部に少しふくらみがある。パイントグラスのうち、ノニットグラスのこと。厚手で丈夫なことも特徴。 | 幅広いクラフトビール |
ラガーなどビールの喉ごしを楽しみたいときに向いているのは、ジョッキ(ラガー)です。
ピルスナーなど爽やかな苦みのあるビールは、背が高く細長い形状のピルスナーが向いています。フルーティな香り立ちを楽しめるヴァイツェンに向いているのは、泡持ちのよいヴァイツェンです。華やかな香りのエールビールには、香りや風味を逃しにくいチューリップがおすすめです。スタウトなど濃厚な味わいのビールには、香りや苦みを楽しめるスタウトが向いています。フルーツビールを楽しみたい場合に向いているのは、気泡と香りを楽しめるフルートです。
タンブラーはビールのほか、ハイボールやサワーにも使えるなど、汎用性の高いグラスです。幅広くクラフトビールに合うグラスを探している場合には、パイントやオールマイティがおすすめです。
ビールグラスを探すときに押さえておきたい、定番にしたいおすすめのビールグラスを3つ紹介します。
【うすはりビールグラス(松徳硝子)】
1922年(大正11年)創業の松徳硝子は職人による手作りにこだわったメーカー。うすはりシリーズは、その名の通り、薄いガラスでできているため非常に軽く、柔らかな口当たりが特徴です。ビールグラスはは鼓をモチーフにしたデザインのピルスナー。シンプルでありながらも、デザイン性の高さが光ります。
【ビアカップ(能作)】
能作は1916年(大正5年)創業の鋳物メーカー。ビアカップは錫でできた鋳物で、表面がザラザラしていることから、なめらかでクリーミーな泡立ちを生むのが特徴です。熱伝導率が高いため、ビールを飲む前に冷蔵庫で1~2分程度冷やしておくと、キンキンに冷えたビールを楽しめるのも嬉しいポイントです。
【オヴァチュア ビアー(リーデル)】
リーデルはオーストリアの世界的なワイングラスメーカーですが、「オヴァチュア ビアー」はワイングラスで培った知見をもとに、ビールのためにデザインされたグラス。コツが必要ではありますが、350mlの缶ビールを3回に分けて注ぐと、ビールの黄金比といわれる「泡3:ビール7」で入れられるようにつくられています。特にビールの泡を楽しみたい方におすすめです。
ワイングラスのように脚がついているため、手の熱が伝わりにくいのも特徴です。
男性へのプレゼントとしておすすめのビールグラスを3つ紹介します。
【へちもん 黒磯 ロングカップ(丸伊製陶)】
「へちもん」は、「ふうがわりなモノ」を意味する信楽の職人の言葉から名づけられた信楽焼きのブランド。手作りのため、色や釉薬のかかり方などは一つひとつ微妙な違いがあり、信楽焼ならではの味わいがあります。ビールを注ぐと、きめ細かな泡が立つのが特徴です。
【食楽工房 純銅タンブラー(アサヒ)】
金物の街として知られている燕市で、一つひとつ職人の手磨きによってつくられている銅製タンブラー。銅は鉄やステンレスよりも熱伝導率が高いため、冷たいビールを注ぐとグラス自体が冷えて、冷たさがキープできます。また、内面がらせん状に磨かれているため、ビールを注ぐとクリーミーな泡ができるのも特徴。容量が450mlあり、350ml缶のビールを1度に注げます。
【泡立ちぐらす ビヤーグラス大(東洋佐々木グラス)】
泡立ちぐらすシリーズは、内側のすりガラス状の小さな凹凸によってクリーミーできめ細かい泡を生み出し、泡が長く持つのが特徴です。ハンドメイドならではの風合いのよさが感じられるデザイン。和の食卓にも、洋の食卓にも合います。クリア・ピンク・ブルーの3色展開で、ブルーは爽やかな印象です。
女性へのプレゼントとしておすすめのビールグラスを3つ紹介します。
【アメリカン・ウィート・ビール/ヴィットビア(シュピゲラウ)】
シュピゲラウは1951年にドイツで生まれたブランドで、耐衝撃性と耐久性に優れたガラス製品を展開し、世界の5つ星ホテルなどでも使われています。「アメリカン・ウィート・ビール/ヴィットビア」は白ビールの一種であるウィート・ビールのアメリカの醸造所「ベルズ・ブルワリー」と開発したグラスで、繊細でフルーティな香りを引き出す形状です。クリスタルガラスを使用しているので、透明度が高いのも特徴。食洗機が使えるので便利です。
【桜切子 富士山グラス(田島硝子)】
田島硝子は江戸時代から江戸硝子の技術を受け継いできたガラス食器メーカー。「桜切子 富士山グラス」は江戸硝子と江戸切子の技法が使われたタンブラー。カットから磨きまでの工程は手作業で、底の富士山の砂彫と切子職人による桜のカッティングとが美しく、日本らしさを感じられるデザインです。
江戸千代紙模様の布巾にグラスが包まれて、木箱に入れられていることからも、贈り物にピッタリです。
【プレミアム ビアグラス(KIHARA)】
有田焼のスタイリッシュなデザインのビールグラス。シンプルなフォルムですが、口径や高さ、飲み口、節などに工夫があり、飲みやすさと持ちやすさにこだわってデザインされています。底に丸みをつけているため、ビールを注ぐと対流によってマイルドな泡が生まれ、泡持ちがよいことも特徴です。
特別な日に使いたい高級感のあるおしゃれなビールグラスを3つ紹介します。
【オノロジー ビアタンブラー(Baccarat)】
Baccarat(バカラ)は1764年にフランスで創業したクリスタルガラスのラグジュアリーブランド。「オノロジー ビアタンブラー」は上部に丸みがあり、底に近づくと細い形状で、ビールを注いだときの対流によってきめ細かな泡が生まれ、理想のバランスになるようにつくられています。また、香りを包み込むデザインでもあります。
【COOL-ID タンブラー 2個セット(magisso)】
Magisso(マギッソ)はフィンランドのブランド。「COOL-ID タンブラー」は使う前に10秒程度、水にさらしておくと、気化熱による保冷効果が1~2時間続くという機能性に富んだタンブラー。白×黒のシンプルでスタイリッシュなデザインも魅力。黒い部分の表面にはチョークで文字や絵を描くことが可能で、遊び心のあるアイテムでもあります。
【RIVERET ビア ベッセル(仲吉商事)】
最後はちょっと珍しい竹でできたビールグラス。RIVERET(リヴェレット)は竹製食器のブランド。ビールの細かな泡立ちを生み、香りを逃がさない美しい曲線のフォルムが印象的です。手仕事で磨き上げられているため、自然素材ならではの手触りの良さがあり、泡が持続することも特徴。お手入れの面では、独自開発の竹の内部まで浸透するコーティングが施されているため、食洗機に対応しています。
おしゃれにビールを楽しみたいなら、オリジナルのビールグラスをつくるのもおすすめです。ミミノテックスでは、ビールグラスにオリジナルのデザインを印刷できます。
長年にわたって工業印刷のノウハウを蓄積しているため、職人は高い技術力を持ち、繊細な図柄でもつぶれることなく、きれいにグラスの表面に表現することができます。曲面印刷は高度が技術を必要としますが、底に向かって狭くなる形状のビールグラスに印刷することも可能です。素材に合わせて発色がよく、耐久性の高いインクを選定しています。
ビールグラスの持ち込みにも対応しているため、好みのグラスを選んでオリジナリティをプラスすることもできます。ミミノテックスでオリジナルのデザインのビールグラスをつくって、ビールをもっと楽しみませんか。
詳細はこちら:オリジナルロゴをプリントした名入れグラスを製作
ビールはビールグラスによって、泡立ちや味わい、香り立ちが変わるため、ビールを飲むときに重視したい点やよく飲むビールに合わせてグラスを選ぶことが大切です。素材や形状にこだわって選んだビールグラスに変えると、いつものビールがワンランク上の味わいに感じられるはずです。