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飲食店のコンセプトを決める方法とは?コンセプトを効果的に集客に繋げるコツを紹介

2024年5月14日

目次

▼飲食店におけるコンセプトの必要性
  ―お店の方向性に一貫性を持たせられる
  ―お店のアピールポイントになる
  ―開業時の意思決定をスムーズに行える
▼飲食店のコンセプトを決める流れ
  ―1.お店のテーマを決める
  ―2.テーマ元にコンセプトとして言語化する
  ―3.コンセプトを見直す
▼飲食店のコンセプトを効果的に集客に繋げるコツ
  ―コンセプトに合わせた内装・外装にする
  ―コンセプトに合わせた演出・接客を心がける
  ―ンセプトに合わせたノベルティや販促グッズを作る
  ―定期的にコンセプトとあったサービスができているか見直す
▼まとめ
 

コンセプト設計は飲食店を開業するときに重要なものの一つです。コンセプトはお店づくりの方向性を決めるもの。集客できる魅力あるお店を実現できるかは、コンセプトにかかっているといっても過言ではありません。

 

しかし、飲食店のコンセプトをどうやって作ったらよいかわからない人は多いのではないでしょうか。

飲食店のコンセプトの必要性を押さえたうえで、コンセプトを決める流れや集客につなげるコツについても触れていきます。

 

飲食店におけるコンセプトの必要性

 

飲食店におけるコンセプトとは、「どんなお店にするのか」、つまりお店が提供する価値や方向性を指します。飲食店を開業する際の準備として、コンセプトを決めておくことが大切です。

 

飲食店でコンセプトが必要な理由として、主に次の3点が挙げられます。

 

【飲食店においてコンセプトが必要な理由】

  • お店の方向性に一貫性を持たせられる
  • お店のアピールポイントになる
  • 開業時の意思決定をスムーズに行える

 

飲食店においてコンセプトは、お店の方向性に一貫性を持たせるために重要なものです。魅力あるコンセプトはお店のアピールポイントとなるため、集客につながります。また、コンセプトにもとづいて意思決定を行うことで、スムーズに開業の準備を進められます。

 

お店の方向性に一貫性を持たせられる

コンセプトは店舗の立地や店名、外装や内装のデザイン、家具、料理のジャンルやメニュー、価格帯などを決める際の指針となるものです。コンセプトを明確にしておくことで、お店の方向性に一貫性を持たせられます。

 

たとえば、「一人でも気兼ねなくくつろいで過ごして、食事やスイーツを楽しめる空間を提供する」というコンセプトのカフェであれば、内装には木などの天然素材を使って、リラックスできる雰囲気を演出。奥行が広いカウンターテーブルの席を設けたり、あるいはテーブルとテーブルの間を離したり、テーブルを縦に並べたりするなど、横からの視線が気になりにくくするための工夫をします。また、ワンプレートやセットメニューなど1人でも楽しめるメニューを用意。スイーツはほどよいボリューム感にします。

 

コンセプトに沿ったお店づくりを行うことで、一つひとつの要素がブレにくくなるというメリットが生まれます。

 

お店のアピールポイントになる

多くの飲食店がある中、お客様から選ばれるお店になるには競合店と差別化できるアピールポイントが必要です。コンセプトに沿ったお店づくりを行うことで、アピールポイントとなる魅力がわかりやすい飲食店となります。

 

たとえば、「インドカレーをカフェのようなインテリアのリラックスできる空間で提供する」というコンセプトのカレー店は、「カフェのようなおしゃれなインテリアのお店でインドカレーを楽しめる」といった点がアピールポイントになります。こうした特徴あるコンセプトにもとづいたお店は、お客様の関心を引くことが期待できます。

 

開業時の意思決定をスムーズに行える

コンセプトはお店の提供する価値や方向性を示すものですので、経営者がお店づくりに関する様々な意思決定をする際の指針となります。そのため、コンセプトが明確化されていれば、経営者は「コンセプトに合致しているか」という判断基準を持てるため、スムーズに意思決定を行えます。

 

飲食店を開業する際には、前述した店舗の立地や店名、内外装デザインやメニュー以外にも、提供方法、食器やグラス、メニュー表のデザインなど決めるべきことはたくさんあります。コンセプトを軸とすれば、スピーディに意思決定が行えるため、開業までの準備期間を削減できることもメリットです。

 

飲食店のコンセプトを決める流れ

 

飲食店のコンセプトは、具体的に以下の流れで決めていくのが基本です。

 

【飲食店のコンセプトを決める流れ】

  1. お店のテーマを決める
  2. テーマ元にコンセプトとして言語化する
  3. コンセプトを見直す

 

飲食店のコンセプトを決めるときには、まずはお店のテーマの候補を書き出して、テーマを決定します。次にテーマに切り口を加えて、コンセプトとして言語化します。そして、コンセプトが決定した後、テーマとの整合性や実現可能性などを踏まえて見直しを行い、必要に応じて修正します。

 

1.お店のテーマを決める

飲食店の開業にあたってコンセプトを決める際には、まずはテーマを決めます。テーマを検討する段階では、開業する動機や頭に浮かんだ言葉などを自由に紙などに書き出してみます。質にこだわらずに多くのテーマを挙げていくうちに、譲れない要素が見えてくるなど、徐々に絞り込めてくるはずです。

 

たとえば、フレンチの飲食店のテーマであれば、「お箸で気軽に楽しめるビストロ」「日本の食材をアレンジしたフレンチの創作料理店」といった例が挙げられます。

 

2.テーマ元にコンセプトとして言語化する

次にテーマをもとにコンセプトとして言語化します。テーマはコンセプトを考えるための目的や趣旨であり、テーマに切り口を加えたものがコンセプトという関係性になります。

 

テーマをコンセプトとして言語化するには、ターゲットとなるどういった人にどのようなものを提供していくかといった視点から考えるのがコツです。「5W2H」と呼ばれる「When(いつ)」「Where(どこで)」「Who(誰に)」「What(何を)」「Why(なぜ)」「How much(いくらで)」「How(どのように)」を意識することもポイントとなります。

 

書き出したテーマ コンセプトの例
お箸で気軽に楽しめるビストロ 箸で食べやすい調理法・サイズで料理を提供することで、敷居が高いイメージを払拭し、フレンチの新たな楽しみ方を提案する
日本の食材をアレンジしたフレンチの創作料理店 海苔や納豆、塩辛といった日本人が慣れ親しんだ和の食材とフレンチを融合した創作料理を提供し、新たな食の可能性を追求する

 

3.コンセプトを見直す

コンセプトを作成した後、違和感や整合性の取れていない点がないか見直しを行い、必要に応じて再考する作業を行います。

 

コンセプトを見直す段階では、テーマとコンセプト、あるいは5W2Hの整合性がとれているか確認します。たとえば、オフィス街に立地するにも関わらず、学生向きのメニューを提供する店を運営するのでは、コンセプトに整合性がとれません。

 

また、非現実的なコンセプトとなっていないか、事業としての実現可能性からの検証も必要です。たとえば、「オフィス街で本まぐろの入ったボリューム満点の海鮮丼をワンコインで提供し、海の幸を手軽に楽しんでもらう」といったコンセプトの場合は、独自の仕入れルートを持っているケースを除くと、価格面から実現が難しいことが考えられます。

 

飲食店のコンセプトを効果的に集客に繋げるコツ

飲食店のコンセプトが決まったら、コンセプトに合わせてお店づくりを行っていくことで、一貫した方向性にもとづいて運営していくことができます。

 

コンセプトを活用して効果的に集客につなげていくための4つのコツを紹介します。

 

【飲食店のコンセプトを効果的に集客に繋げるコツ】

  • コンセプトに合わせた内装・外装にする
  • コンセプトに合わせた演出・接客を心がける
  • コンセプトに合わせたノベルティや販促グッズを作る
  • 定期的にコンセプトとあったサービスができているか見直す

 

飲食店はコンセプトに沿って、一貫した方向性によるお店づくりを行うことが集客につながっていきます。コンセプトに合わせた内装・外装はもとより、運営の面では演出や接客、ノベルティなどもコンセプトに合わせることが大切です。また、定期的にコンセプトに合ったサービスを提供できているか確認することで、集客力の低下を防げます。

 

コンセプトに合わせた内装・外装にする

内装や外装はお店の顔となるものです。また、内装や外装は店舗の第一印象ともなるため、コンセプトに沿ったデザインにしていると、お客様がコンセプトを認識しやすくなります。そして、内装や外装を通じてコンセプトが伝わると、魅力を感じた顧客の来店が期待できます。

 

お店づくりにあたっては看板や室内のテーブルや椅子といった家具、食器やグラス類などの細部に至るまで、コンセプトに合ったデザインのアイテムを選ぶことが大切です

 

コンセプトに合わせた演出・接客を心がける

コンセプトに合わせた演出や接客を心がけると、来店したお客様の期待に沿ったサービスが提供できます。

 

たとえば、BGMはゆったりと食事を楽しむお店ではスローテンポの曲、活気あふれるリーズナブルなお店ではアップテンポの曲が向いています。

 

また、スタッフの挨拶や客席への案内、オーダーの取り方などの接客サービスのあり方も、お店のコンセプトによって異なります。たとえば、ラーメン店や居酒屋では、スタッフが威勢よく、「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」といった挨拶やオーダーの声掛けをすることがありますが、高級店にはマッチしません。

 

反対にゆったりと食事を楽しむイタリアンレストランでは、丁寧に食材の説明を行うことありますが、オフィス街でリーズナブルなランチを提供するお店ではそうした説明を行うよりも、スピーディに料理を提供することの方が重要です。

 

コンセプトに合わせたノベルティや販促グッズを作る

コンセプトに沿ったデザインのノベルティなどの販促グッズは、お店のコンセプトを伝える役割を持つとともに、集客にもつながります。

 

たとえば、新規オープンの際には、SNSや店頭のポスター、折り込みチラシなどで、「○円以上の利用でノベルティを配布」といった告知を行うと、認知度の向上と集客のための施策として有効です。また、ポイントカードの特典としてノベルティを配れば、リピーターの獲得につながることが期待できます。

 

MIMINOTEXでは、ノベルティに向いたオリジナルのホーローマグカップの製作を行っています。「マグカップ:10種類のカラー×インク:21種類のカラー」を組み合わせられるため、お店のコンセプトに合わせて豊富なカラーバリエーションから選択できます。特色や多色刷りにも対応し、1ロットからの少量の受注も行っています。 詳細はこちら:ホーロー印刷でオリジナルマグカップ製作

 

定期的にコンセプトとあったサービスができているか見直す

飲食店を長く経営していると、次第にコンセプトと実際の運営にズレが生じてしまうことがあるため、定期的にコンセプトに合ったサービスが提供できているか、見直しが必要です。

 

よくあるのは運営方針を変更した結果、コンセプトとの整合性がとれなくなるケースです。あるいは、スタッフの入れ替わりによって、コンセプトを理解していないスタッフが増えたことが要因となることもあります。

 

コンセプトと運営の実態にズレが生じてしまうと、顧客離れにつながりかねないため注意が必要です。メニュー構成や提供方法、接客サービスなどの確認事項を一覧にし、コンセプト整合性がとれているか、定期的にチェックしましょう。

 

 

まとめ

飲食店を開業する際にはコンセプト設計に力を入れることで、スムーズにお店づくりに関わる意思決定ができます。また、コンセプトに沿ったお店づくりを行うことで、アピールポイントを持つ魅力ある店舗となります。コンセプトを作る段階では、もとになる複数のテーマを書き出し、どんなお店を運営していきたいのか、深く突きつめて考えることが大切です。そして、コンセプトをもとに集客につながるお店の運営を行っていきましょう。

 

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